どうも、コウです。
リスニングに関しては「とりあえず耳を慣らすために英文を聞き流してます」という人がいると思いますが、これだけでは効果は少ないでしょう。
すごい量の英文を数年間毎日聞き続ければ、赤ちゃんが言葉を習得するように聞けるようになるかもしれませんが、現実的ではないですよね。
そんなに時間をかけられないし、第一、毎日すごい量のリスニングはできない。
ですので、「意識的に聞く=インプットする」必要があります。
今日は、あなたのリスニング能力向上に役立つようなメソッドをお伝えしていきたいと思います。
英語のリスニング能力を上げる方法 その1:「語順の違い」
まずは、「日本語と英語の語順の違い」を理解しましょう。
・ 昨日、本屋さんに行きませんでした。
・ I didn`t go to the bookstore yesterday.
日本語の場合、「昨日、本屋さんに行きま」まで聞いても結果が分かりません。
「行きました」かもしれませんし、「行こうと思ってたけど、、」かもしれません。
英語の場合、「I didn`t go 、、」と、最初の段階で結果が分かります。
日本人はどうしてもその言語上の特徴から、最後に重きを置いてしまう傾向があるのかもしれませんね。
そこで英語を聞く場合、「最初の3語くらいを特に集中して聞く」ように意識してみましょう。
全てを完璧に聞こうと思わなくていいです。
これを続けてると、今まで理解できなかったニュースや映画などが頭に入ってくるようになるかと思います。
英語のリスニング能力を上げる方法 その2:「シャドーイング」
あまり馴染みがないかもしれませが、聞いた英文をそのままコピーする、Shadowingも効果があると思います。
人が動くと影( shadow )も同じように付いていくところからついた言葉だと思いますが、最近ではこれを取り入れている英会話学校も多いのではないでしょうか。
私が働いている会話学校でも、小学生には必ずやってもらってます。
英文の意味は分からなくていいので、とにかく聞いたことをそっくりそのままコピーする。
その際、何個の単語から文が成っているか を意識させます。
個人差はありますが、最初は分からなった子らも続けていくうちに、なんとなく「何単語」というのが分かるというか、「そう聞こえる」って言うんですよねぇ。
文法、日本語解釈は全くなし。
たださすがに、全く意味の分からないものを続けてると子供たちが飽きてしまうので、使ってる教材はジブリの「となりのトトロ」とか「魔女の宅急便」などの英語版です。
字幕を消して、すべて英語で聞かせてます。
年齢が低いころは、単語の意味、文法とかといったものよりも、「英語の音」に耳を慣らせるというのが大切かと思いますので、暗唱できるようになるくらいまで、何度も何度も聞いてもらってます。
成果はあるんですか?
ここで言うと自分の学校の自慢になってしまいかねないので、興味があればコメント欄で。
英語教育に携わってる人が聞いたら、びっくりするような成果を収めてるのでは?とだけ言っておきます。笑)
私は立場上、普通に英語を使えてるとは思うのですが、彼らがうらやましいです。
昔はこういった手法はなかったですからねぇ。。
このシャドウイングは、かなりの成果を上げているメソッドですので、子供、大人を問わず、効果があると思います。
英語のリスニング能力を上げる方法 その3:スピードを攻略する
「リスニングが苦手!」という人は、英語を話す人が早口と感じてるのではないでしょうか。
たしかに、日本語と比べて英語は周波数が高く、日本語にない音もあり、、
ということで、早く聞こえるというよりも、「純粋についていけない、、」といった感じですかねぇ。
対策としてはベタかもしれませんが、スピードに慣れることでしょう。
今日から、英文は早送りで聞きましょう。
私は今この記事を書きながら、NHK WORLDを1.5倍速で聞いてます。
最初は「早いなぁ、、」って感じるかもしれませんが、人って慣れる生き物なんですねぇ。
正直、この速さでも言ってることは最初から理解できてましたが、何が変わったかというと、「早いなぁ、、」といった感覚を感じなくなった ことです。
つまり、この速さが普通になり、逆に普通の速さで聞くと、「え、ゆっくりすぎない?」って感じるようになったという、、
ドラゴンボールの悟空がナメック星に行くとき、重力の強い (100G ! ) 宇宙船内でトレーニングして、普通の重力下で 恐ろしく速く 動けた。
という感覚と同じですかね。(世代、合ってますか?)
まぁ、聞き流しでも耳慣らしとしてはいいと思いますので続けましょう。
できれば、意識的に最初の数語を聞き取るように、それが1.5倍速なら、あなたは私のこのブログと近々おさらば!ということになるでしょう。泣)
ちなみに、私が個人的に好きなコメディーのクリップに、けっこう早口な英文が出てきてますので、聞き取れるか遊び気分でやってみませんか。
仮定法とか現在完了の未来形とか、なかなか凝った内容になってますよ。
字幕はけっこう間違ってるところがありますのでご注意を。コンピューターの自動翻訳ですかね。。
そういえば、最後の部分は最初に聞いたときは、
I can speak English. ——– Me, too.
でしたが、厳格な(?)視聴者からの指摘があったのか、しばらくすると以下のように改められてました。
I can speak English. ——– So can I.
英語のリスニング能力を上げた結果ついてくる予想外の「おまけ」
以上、リスニング上達方法を話してきましたが、参考になったでしょうか。
最後にもうひとつ。
「リスニングがそこそこ上達した後は、リーディングもやらないとなぁ、、」
あなたがもしため息をついたなら、巻き戻して下さい。
不思議なことに、リスニングのできる人はリーディングもできるんですよねぇ。
13年以上英会話学校でいろんな生徒さんを見てきた結果言えることなので、不思議なことではなく、ちゃんとした理由があるんでしょうね。
あることを身に付けようとする場合、ひとつのこと or 最初のことを身に付けると、驚くほどスムーズに残りのことを吸収できる という経験はありませんか?
地道な作業になるかもしれませんが、日々の一歩一歩が、あなたの理想像に近づくステップですので、楽しみながら続けていきましょう☆
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
「リスニングはもちろん、リーディングも身に付けたい!」という欲張りなあなたに、こちらもご用意しました。
TOEICのリーディング対策のポイントを記した短い記事になりますが、英文リーディング全般に生かせる内容だと思いますので、参考までに☆
TOEIC Part7 のリーディングとうまく向き合う方法 | TOEIC Part5 予想問題+解説 毎日2分 x 155日
こんばんは。
やはり意識的に聴く必要がありますね。
英語の語順で理解できるようになるまでかなり時間がかかると思いますが、
練習するしかありませんね。
日本語を英語の語順で話す練習とかしたことがありましたが、
現実的ではないのでやめました。
英語は英語で理解するが正しい学習法でしょうね。
このブログとおさらばはないと思います(^^
コメント、ありがとうございます。
今も1.5倍速で聞きながら、これを書いてます。 ^ ^)
「英語は英語で理解するが正しい学習法でしょうね。」
リスニングに関してはそう思います。
文法、英作文に関しては、日本語や論理といったものを導入するのもありかと思いますが。