どうも、コウです。
あなたが今、ここにいるということは、王将好きですよね?
しかも、出町王将!
いろんなメディアで取り上げられている様、この10月いっぱいで閉店のようです。
マジか!?ということで、こないだ久々夕方ごろ行ってたんですが、忙しすぎて店長とほとんど話ができませんでした。
翌週リベンジで、比較的すいてる(だろう)夜22時過ぎにお店に行ったら、23時だった閉店時間が22時変更になっていて、閉店作業中。。。
あいさつだけでもしとこうと店の中へ入ると、そこからな、なんと、、1時間半近く店長とふたりだけで話ができました。
今月4日のことです。
あなたも聞いてるかもしれませんが、現在クラウドファンディングが立ち上がっていて、出町界隈で店舗を探し中とか。
そうです! 今の出町王将が閉店後、井上店長が自分の店を持つ可能性があると。
その名も「昔の王将」?
素晴らしい響きじゃないですか~
店名の意図は、あなた自身で考えてみて下さい。
なんでも「出町から王将がなくなったらアカン」という人たちが、無償でファンディング活動をしているらしいです。
出町王将はなくなるので、実際は「出町から店長がいなくなったらアカン」ということですよね。
すっかり有名になった張り紙 ↑
オリジナルは「30分皿洗いしてくれたらタダめし」だったのですが、上からの通達でやめてほしいと言われ、無償でのごはん提供となったそうです。
学生時代に皿洗いをしたり、いろんなサービスをしてもらった人たちが現在、有志となって「今度は自分らが店長を助けたい!」という思いで動いてるんでしょうね。
ただ、みんながそういった気持ちであっても、家族は70を過ぎた店長のことを思って、新店舗を持つことには反対しているようです。
店長自体は、「今まで週6とかで働いてきたのを、急に何もしなくなったらボケそうやわ。。」と言って、惜しまれる声がある限りはがんばりたい!という気持ちのようです。
現在、家族を説得中とか。
もっとも、お店を開ける場所、資金などの条件がそろったらというのが、第一にありますが。。
店舗に貼ってある言葉 ↑
これ以外に個人的に好きなのが、レジの横ですっかり色あせていい味出してる「困っても困らない」
しばらく行ってなかったのですが、閉店の話を聞いて、最近よく通うようになりました。
出町王将を出町王将たらしめているサービスの数々をご覧下さい。
2020.9月最後の日曜 しばらくぶりに友達と行くと、16時半なのにカウンターはほぼ満席。やきめし定食を食べる。
2020.10.4 閉店時間が23時から22時になっていて、22時過ぎに行ったら閉店作業中。店長と11時半まで話す。のどごし生をいただく。
クラウドファンディングで出町界隈に新たに井上店長の店を持たそうという話が出ていると。出すなら「昔の王将」という名前で、と店長。
2020.10.11 21時過ぎに行って「鴨川AAランチ」を食べる。ごはん(中)はひと昔前より少なくなってた。(っていうか、前が多すぎた。。)
551円+税なのだが、1000円出して450円おつりが返ってくる。10円ガムと貰い物のおかきをいただく。
2020.10.18 21時半ごろに行ってスタミナ定食を食べる。ごはんやや多めで。 客が自分一人になると店長が中華鍋に火をいれ出して、何も言わずにかに玉を差し出され、さらにブラックコーヒーをグラスでくれる。
591円+税だが、1000円出すと400円返ってくる。300円でも文句はなかったのだが、さらに帰り際自転車に乗ろうとしてたら、「これ持って帰り」と、午後ティーを差し出される。
9月末、16時半ごろ行った時も、ほぼ満席でした。 ↑
おそらく、出町王将へ行くのは来週10月最後の週が最後になるかと思います。
↑と、10月19日に書きましたが、予言通り行ってきました。そして最後の姿を見届けました。
2020.10.31 最終日。仕事の関係で閉店22時にははるか間に合わず、23時前に店がたたずんでる通りに行くと、看板の電気があかあかと灯ってる。
新聞社の人たちが外で待機していて、店内には常連客らが閉店を惜しむ会(?)をしてる。
店長がゴミを捨てに外へ出てきたので、「お疲れ様。燃え尽きましたか?」と声をかける。すると、出てきたのが、「オールフリーのビールと王将キムチ」。 いや、僕今日は何も食べてないんですが、、食べたかったんですが、食材が全てなくなった、、と。最高売り上げみたいなこと言ってました。
学生時代お世話になった男性が沖縄から2週連続で足を運んでいて、自分の会社で作った泡盛と読売新聞の店長の記事を、それを失くしてしまったという店長のために新聞社から著作権料を払ってまでして取り寄せて、額に入れてプレゼントしてました。涙ぐみながら「ありがとう」と言って、手を握る店長。
「奥さんが反対してるのを説得して、なんとか自分の店を持ちたい。コロナで仕事がない学生を助けてあげたい。」と。「その気持ちを忘れないよう、レンタル料はかかるけど、餃子製造機を家に置いておく」とも。
みんなに王将バッジを配ってました。笑)
手書きのメニューも持って帰っていいと言うので、個人的にお世話になった「鴨川AAランチ」と「やきそば定食」をもらってきました。
裏面は油でべトベトで、歴史を感じます。
5年前くらいに働いてた人をラスト3日間呼んでヘルプしてもらったらしく、「お前がおらんかったらやばかった。」と、金一封を渡してました。それくらい10月は鬼のように忙しかったようです。
僕は日付変わった12時半ごろにその場を去りましたが、はたして宴はいつまで続いたのやら。
以上、出町王将の最後のひと月の個人的な記録でした。
25年間あの場所でやってきたという店長、あの空間の雰囲気、常連さん、お客さんらのいろんな思い、そういったものを体いっぱいで感じさせていただき、幸せな気持ちになりました。
もちろんなくなるのはとても寂しいですが、次なる井上伝説を期待したいと思います。
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